EURASIA Conference(オーストリア・ウイーン)にて渡邊理事発表[Convertible Gov.Bond as a Solution to “Moneycracy”]2024.5.17

転換国債とは、一定期間後、円通貨に変わる国債である。Moneyに強い影響を受ける現代世界は、Democracy(民主主義)ならぬ”Moneycracy"と呼べる。株主利益を優先する株主資本主義も、”Moneycracy"の結果であり、メディアにおける視聴率を求める”Shock Doctrine”や”Attention Economy”手法も、同義である。転換国債により、政府が国債累積額を気にせず、十分な予算をつけ、医療業界、研究機関、軍需産業、メディアを支えられれば、純粋に国民のための活動が可能である。軍需産業は、戦争でなく、通常の政府予算で維持できる。転換国債により、火事がなくとも消防署が維持される仕組みが、可能となる。

EuroConferenceの参加者は、日英米欧・東欧・ASEAN中国などの研究者(殆ど経済学や理系PhD)であった。残念ながら、日本人で発表するのは、私一人だったが、日本で東大などの博士課程で学ぶ外国人留学生が元気に発表していることが、印象的であった。安倍首相が、アフリカ諸国で始めたAbe Fellowship Programの留学生もいた。